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2010.04.07.更新

ケーキの焼き具合で未来の嫁を探してた?バプカと呼ばれるケーキのお話。

バプカ

イースター用にデコレーションされたバプカ。
イースター用にデコレーションされたバプカ。

 先週末にイースターを終えたポーランド。パン屋さんなどでもバプカを売っているのはあまり見ないのですが、ここ1週間は、あちらこちらでバプカが目に付きました。ポーランドのイースターでは朝食の席にどうしてもなくてはならないこちらのケーキ。

 昔の女性は、それはそれは気合を入れてこのバプカを作ったそうです。というのも、『うまく焼けるか否か』というのは、結婚を決める際の重要なチェックポイントだったそうです。ですので、このレシピは代々その家で母から娘へひっそりと受け継がれていったものだそうです。
こちらがポーランドのバプキの『スタンダード』の形。
こちらがポーランドのバプキの『スタンダード』の形。
 昔の人がどれだけ真剣にこのバプカ焼きをがんばっていたかという史実がマリア・シレジャンスカ史の本に書かれています。彼女は、19世紀に約600種の料理のレシピ本を出した、まさにポーランド料理界の母。その後も20世紀初頭にも数冊の料理本をだしています。

 昔はバプカを作る前には、隙間風でケーキがしぼまないように、台所を締め切るところから始まったそうです。ドアの隙間には毛布などをつめて完全防備。さらに家の中をどかどか歩いてバプカのふくらみに悪影響(?)を与えそうな男性陣も家の外に出したら、準備完了。

 全ての材料が新鮮であるのは、基本中の基本ですが、イーストが新鮮かどうか自信がない場合は、一片のイーストを水の中に放り込み、すぐ水の上に浮かんでくるようならまだまだ新鮮。反対に、沈むようなら古いイーストなので使わないようにとアドバイスをしています。現代でしたら、賞味期限がちゃんと書いてあるのでこの方法を使って調べる必要はないかもしれませんが、1日2日ぐらい過ぎたイーストを冷蔵庫の中で見つけてしまった場合、この方法でまだそのイーストが使えるかどうか、調べることが可能かもしれません。

 材料をよく混ぜ、型に入れてオーブン(当事は釜)に入れたらあとは、焼けすぎないように、うまく焼けるようにと目を光らせながら待つのみ。特に、イースター時のバプカでは失敗するとよくないことが起こる前兆(焼きすぎ→戦争、ふくらまない→病気、中が半焼き→身内の死)といわれていたので、縁起を担ぐ当事の人は必死だったはずです。
大きい型で焼いたものは『バプカ』。小さい型で焼いたものは『バベチカ』と呼ばれます。
大きい型で焼いたものは『バプカ』。小さい型で焼いたものは『バベチカ』と呼ばれます。
ポーランドでよくお目にかかる生イースト。一個20円もしません。
ポーランドでよくお目にかかる生イースト。一個20円もしません。

自分で量るのが面倒くさいという人のために、混ぜて焼くだけという物も売っています。因みに左はベーキングパウダーのパッキング。
自分で量るのが面倒くさいという人のために、混ぜて焼くだけという物も売っています。因みに左はベーキングパウダーのパッキング。
肝心の味ですが、日本のバウンドケーキに似ています。が、日本のものよりは少し軽めでしょうか。現代では至極簡単に作れるお茶請けの一品ですので、皆さんもご自宅で『バプカ』焼き、是非お試しください。

材料
  • 小麦粉 コップ3杯分
  • バター 150g
  • 砂糖 スプーン8杯
  • 卵黄 5個
  • イースト 100g
  • 牛乳 コップ1杯半
  • 飾り用の粉砂糖

作り方

1:イーストをボロボロに崩して砂糖、小麦粉、温めた牛乳(すべてスプーン一杯分)の中に混ぜ、  
  暖かいところに置き、醗酵させる。

2:残りの牛乳を沸騰させ、コップ半分の小麦粉を入れる。後で粒が残らないよう、こし器でこす。 
  そして人肌まで冷めたら、1を中にいれ、さらに醗酵させる。

3:卵黄と砂糖を混ぜる。残りの小麦粉と、2をゆっくり混ぜ、それに溶かしたバターを混ぜ込む。

4:トロリとするまで混ぜ、バターを塗った型に高さ半分まで生地を流しこみ、最後の醗酵をさせる。

5:180度のオーブンで40分~50分焼く。
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